母が現場で働く準備をしていた

 

 

 

 

もう母が認知症だとはいえ

どうせわからんだろうと

そんな考えはやめて

3日たったから、今日も面会に行った

 

前回、土曜日に面会に行ったときは

びっくりした

 

玄関から

ロビーに入ると

いつものソファーの席に

母が

居たよ

 

横には、いつも横に座って

毛玉をとっている

品の良さそうなお婆ちゃんがいて

 

その横で

ボーっと前を見てる

俺のおふくろ

 

頭に

二つ折りにしたタオルを

乗せて

 

夏の工事現場で

よく、職人さんが

3時休みかなんかに

日焼けした顔で

頭にタオルのせて

陽射しを避けてるように

 

グループホームのロビーで

 

俺のかあちゃんが

毛玉とりのばあちゃんの横で

タオルかぶっていたよ

 

・・・

今日は

かぶっていなかったが

 

母は

「施設の職員さんは

みんな、良くしてくれる」

と言う

 

職員さんの前でも言うが

 

俺と二人きりになった部屋でも

職員さんへの不満は訊いた事がない

 

それでも

「いったい、

私はいつ、帰れるだえ?

家に?」

は、今回も、前回も、、、

だが、その後に、

母の生まれた実家の地域を

言うんだな

 

え?

去年まで63年住んだ家は

どうなってるんだ?

頭にねえのか?

 

いつもそうだが、

一応の帰宅願望

 

「ところで

おかあさんは

元気でいるだかえ?」

は、

やはり、毎回訊いて来る

 

今回は、

話しをそらしたんだがね

 

いつものように

母の好きな

あたたかい、甘酒

 

妻からの

れんこんとゴボウの煮物を

つまんで

 

母は、

ベッドの上で

徐々に明るい顔に変わっていった

 

だがさ

 

なんかね

 

3日って

 

 

すぐ来るね

 

 

 

 

 

 

 

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