何が居たのかねえ~?
6日に面会に行ってまだ3日だが
母の様子が気に掛かる
面会した日の夜の
晩酌しか
ゆったりした気持ちにはなれねえな
相変わらず
母は役者だから
部屋で話してるときも
職員さんが入ってくると
急に笑顔になり
また、俺の「嫁にしてえくれえだ」
と、褒める
職員さんが出ていくと
いつもの台詞
「ここにいりゃあ、
川に飛び込みてえわ」
まあ、
川があればの話だがね
だが、殺風景な部屋
もう、何の楽しみもない
そういう人の部屋
こう考えてみると
母には
良い趣味がないな
本を読むとか
そんな趣味もなく
家に居たときも
テレビを観る位で
それも、だんだん
全ての番組が嫌いになってきて
最後には
ひとつのサスペンスだけ
俺が録りためてやった20作ほどを
俺が順番に再生するようにセットし
家に居るときは
それだけ
そのうち、
CMのときに
「こんなの観たくねえ
〇〇〇にしてくれたじゃねえだか?」
と
CMも待てなくなっちゃったし
写真を持ち出して
1日中見ていたりしたが
そのうち、
昔の大事な写真を
何枚も破り捨てたり
思い通りにならなくなった
自分の人生や
たまに、現実が理解できちゃったときに
そんな不穏な行動になっちゃうんだろう
とはいえ
今はその自宅にも居ることが出来ず
息子の面会や
外出を待つだけの日々
2ヶ月前ショートで
化粧ベタベタで
爺さんたちの中で
生き生き?していたことを思えば
今は
話しも出来ない爺さんが一人と
控えめに話相手がいるくらいで
化粧しない顔は
妻に言わせれば
「自業自得だ」
と、、
浅黒く
だらしなく着た衣類は
もう、生きる意欲もなく見える
6日に行ったとき
ズボンの下にパジャマを穿いていて
ズボン下を穿きたがらない、、とのこと
上はセーターを何枚も着て
パンパンになっていた
明日、面会に行く
暖かいズボン下を持って
また、あの
浅黒い、顔で
「川へ・・・」
絶対に言うと思う
賭けてもいいわ
にほんブログ村