俺は前立腺癌、ステージ4、顔悪9だぞ!

 

 

 

 

抗がん剤は打たないことにした。

 

なんで?

 

注射が怖いから・・・

もうすぐ70歳のジョークは、何故か笑えない

が、注射(点滴)がいやなのも立派な理由だぞ?

 

と言ったら、

「注射がいやなのと命と、どっちが大事だと思ってるんだ!」

という、(激おこぷんぷん丸)な声が聞こえた

 

だってね、結局「予後不良」ってやつでしょう!

いやだよ!、、今さら

 

癌で死んだ友人、、3人いるんだけど

皆、抗がん剤打って、

二人は点滴打ちながら歩いていたし、

そのうち一人は点滴打ちながら、俺のところに来たね

そんなの病院が許可したとは思えねえんだが、、来たんだよ

 

で、3人とも、あっという間に、死んじまった!

 

あ、抗がん剤打たなきゃ、

もっと早く死んでたかも知らねえけどね

 

とにかく、

医師先生に、「どうする?」

って言われたから、

抗がん剤、やらない」、、と答えた

 

効かなくなった、ホルモン治療から、

延命のために、副作用のある点滴するか・・・

の、「どうする?」、だったが

 

どっちにしても、

俺は、、

 

死ぬんだな~~

 

数日後、

先生に土下座して

「やっぱ、抗がん剤打ってくんろ~」

と、言うかも知れんでね、、俺

 

 

 

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ホントのところ、おふくろは、どこにいるのかね

 

 

 

 

母が居なくなったが、

気がつけば、、

母が介護を必要としたころの母より

今の俺の方が、

身体、弱っちゃっているんだよな

 

朝、おふくろの写真の前で、

話しかけるし、

毎日、謝る

 

外出するときは

「行ってくるな!」と

必ず声をかけるし、

 

全て、女房には見られないように、、、だけど

 

夜は小さい灯りをつけておく、、

 

あんなに、苦しかった、10年前からの介護の日々

 

どうしてだ?

おふくろと、過ごした時間が、、

あんなに苦しかったのに、

なんだか、

懐かしくて、、

もう一度、戻りたい?、、まさか

 

どうなってるんだ?

 

 

 

 

 

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仏になったのか・・

 

 

 

 

四十九日の法要が終わった

 

浄土宗の住職によれば、、

蓮の葉っぱに乗って、

浄土に行ったのだと、ね

 

墓参りのあと、、

ごく近しい親族で食事をした

 

お昼の酒は旨い

皆で・・・と言っても

6人だが、

昔話に花を咲かせて、

1時間半・・・

 

さて、と思って

誰ともなく、上座のしつらえに気付いた

 

写真台と食前酒・・・

 

遺影を置いて、

故人を思い出しながら

の時間だったんだな

 

皆、そんなこと

忘れてたわ、、はは

 

そんなもんだわな、、

 

おふくろ、悪い、ごめん

俺も、わすれてたわ

 

朝、晩、出掛ける時、帰った時、

声を掛ける

 

最後に封印してる、、

俺にしかわからねえ、、出来事

「ごめんな」

 

俺がこの写真の前に

立てなくなるまで

毎回、

最後の言葉は

「ごめんな」

 

だけど、

たしかに、一番重かったものが

半分だけ、降ろせたような気がするな

 

ただ、半分だけは

「ごめんな」で、一生のこる

 

思い出さないようにしている

出来事、、

これが、「心の傷」ってやつなんだな

 

おふくろは

一生もののお土産をおいていってくれました

 

でも、「心の傷」のおかげで

 

ずっと、一緒にいられるわ

 

施設に入れていたときの

心の重さ・・・を思えば

 

やっと、帰って来てくれた

おふくろ

 

他のみんなは、きっと忘れるけど

俺はずっと、一緒だからな

 

 

 

 

 

 

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ごめんよ、おふくろ、出ないでくれな

 

 

どうしたことだろう

まだ、悲しいという

感情がわいてこない

 

寺の都合で長い間、

セレモニーホールとの付き合いになってしまった

 

おふくろが逝ってしまってから、

葬儀が終わるまで、

5日・・

火葬がいやだな、、

 

ほんとに

お別れという気がする

 

だが、

マインドコントロールが上手く行っている

 

悲しいより、

大変とか、忙しいとか、

別の考えることが

多すぎて、

おふくろのことあまり考えなくて済む

 

火葬の時、

考えないようにする

 

「お別れです、、」

もう冷たくなってるし、

 

骨になってしまった、おふくろの

骨を、

無感情で、拾えた・・

 

告別式だって、、

セレモニーの女性が

母の生前を、

涙を誘う演出で、、

うまいものだ、

さすがプロだな

 

でも、俺は、

上手く、柳のように

その涙を誘う風を

やり過ごす・・

 

おふくろは、骨になった、、

灰になった

骨になって、お墓の下に入った

 

賑やかだった、

孫たちも帰った、、

 

大丈夫だ・・・

 

だが、

俺にはどうしても、

おふくろに、

謝っても謝り切れない気持ちがあるんだな。

それを、無理やり押し込めて、

蓋をしてるんだな

 

いい顔で、ニコニコして、

でっかい、遺影が、

花に囲まれて

リビングに、

ど座っているんだな

 

これからは毎日

その遺影との、

闘いになるんだな

 

夜は、

頻尿の俺が

トイレのとき、

リビングを横目で・・

 

夜中に5回は行くトイレ

 

こわいんだろうな

毎晩

 

たのむから、

出ないでくれよな

おふくろ!

 

 

 

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考えるな!

 

 

 

朝、スマホのコールで起こされた・・

 

相手の表示で、、

何がおきたか、すぐ、わかるわ

 

施設から、すぐに来てくれとの事なので、

着替えをしていると、

また、スマホが鳴った

 

間に合わなかった~

 

何も考えるな!

坦々と事を運べ!

これから数日、、

ひとつずつ、、

やる事をやっていく、

 

しばらく、

広いところとか、

空とか、

見ないように、決めた!

 

聞くところによると、

少し手を動かしたくらいで、

苦しまずに逝ったそうだ

 

かかりつけ医が来て、

死亡診断書に「老衰」と書いて、帰って行った。

 

一度家に帰り、葬儀社の手配をして・・・

 

 

おふくろは、セレモニーの一室で寝ている、、

掛け布団の下は

まだ、あの、食べこぼしがいっぱいついた、、ズボンをはいて、

 

もう少し、最後の方、

何とかしてやれなかったのか・・

葬儀社の人にも恥ずかしいわ

 

妻が、おふくろの着物を持ってきて、

それに替えてもらうそうだ、、

 

従弟夫婦が駆け付けた、、

 

従弟が声を上げて、、泣いた

「おばちゃん!」

 

何も考えるな!!

 

入れ替わるように、従妹夫婦も来た

「おばちゃ~ん!」

これまた、泣いたわ!

 

・・・

おめえっら、、

 

役者だなあ~

 

まあ、俺だって同じだ、、

いや、もっと役者だ

 

ありがとう、、来てくれて

 

ほんと、ありがとう、

おふくろも喜んでるよ、、

 

5年も、入っているうちに、

甥も姪も、

 

いい役者になったわ~

よかったなあ、

おふくろ

 

これからしばらく、

ほんと、しばらくぶりに、

役者たちと

会えるぞ? おふくろ

 

ほんとに

良かったな!

 

やっと、そばに居れるな!

おふくろ!

 

 

 

 

 

 

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秒読みなのか・・

 

 

 

施設から

「3日ほど食べることが出来なくなった・・」

と連絡があった、、

 

そして、数日後、

「相変わらずで、、水も呑み込めないようだ・・

会いに来てほしい」と連絡があった

 

かかりつけ医からは

終末に入った・・と、

しかし、施設の経験から、

身体の動きなどから、

 

終末はまだ、早いのでは?

との事だが、

 

「これからは、なるべく

会いに来て欲しい・・」と

 

だって、コロナ以後、

会いたくても、何故か会いに行き難い雰囲気でね、、

職員さん達もね、、そんな感じだったし

 

言い訳はいくらでも出来るんだな

 

妻と二人で会いに行きましたよ

 

おふくろの部屋のフロアは全員、

コロナ対策で、隣にお人払いされていて、、

 

おふくろは車いすで、

久しぶりに対面したが、

 

もう、喋れなくなっていた

 

眼は虚ろで、

開いたり閉じたり、

 

手を握ると、少し握り返したりしたが、

感情は、わからない

 

おふくろのマスクに耳を近づけると

かすかに、

弱い息づかいがきこえる

 

何を話しかけても、、特に

反応はない

 

5年前までの

あの、おふくろの部屋での、

ぐちゃぐちゃな

感情のやり取り・・

 

「わたしが死ぬときはこの歌で送ってくれや!」

 

その曲を二度、奏でた

 

聴こえたか?、、おふくろ!

 

反応は、ねえや

 

妻は、

ボロボロ泣いている

 

泣けはいいというものではない

俺はこの人のおかげで、

おふくろにどれだけ親孝行のリミッターをかけてしまったか、、

 

俺の身を案じ、、

献身的に俺の病に向き合い、してくれたことは

感謝のしようがない

 

だけど、こと、おふくろに関しては

どうしても、

・・・

・・・

まあ、いい

 

やってくれたことはどう考えても

普通より、上なんだろうな・・・

 

 

おふくろを見ながら思った

 

この感情は何だ?

かなしいのか?

 

おふくろにしてみれば、

最後のたよりは俺だけなのに、

 

おれは、

施設に入れてから、

気持ちが余計につらくなった

だが、その気持ちに蓋をして

 

忘れるようにした

そして、少なからず、忘れることが出来ていた

 

これが、親子の情か?

 

痛くても、辛くても、

施設では俺に頼ることができねえし、

第一、認知症で、

何がどうなのか?、どうしたらいいのか?

いつでも、???の連続だったはず

 

そんな時、

頼る人に自分から連絡も出来ない

どんな思いだったろう

 

もう、何も答えてくれなくなった、おふくろ

 

帰りの車の中でも、

俺は悲しいのか、どうなのか、

感情がわかなくなっていた

 

自分で心に蓋をしていたんだな

それになれてしまっているんだ

 

もう、ながくないだろうな

 

コロナを言い訳に、、

荷物を降ろした俺だったが、

 

これから、俺の心に

何が残るのかな

 

 

 

 

 

 

 

 

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生きているんです、二人とも。

コメントに返信も出来ず、申し訳ありません。

 

 

癌はステージ4ですが、前立腺癌なので、5年後の生存率62%とかで、、

一年たっても、普通に生きられております。

 

おふくろは

何か月ぶりかで8月に会いましたが、

俺を忘れておりました。

 

かわいそうで、、

三日くらい、沈んでおりましたが、

もう、自分に出来ることは何もなく、、

(ほんとはあるのかもしれないけど、ないことにしています)

 

懺悔の暗い気持ちを心の奥に押し込んでいるような状態ですね。

 

実は

コロナを言い訳に、、

母を見棄てました

 

そして、

明るく病気と向き合い生きていたわけです。

ですから、明るいです。

 

が、眠れないです(笑)

 

母を施設に入れるまでの、

ブログに描いた数年間を思い出すたび、

懐かしく、母をいとおしく、思いますが、

結果、嫌がっていたところに入所させて今があるのかと、思うので、

思い出さないようにしてるのですが、

思い出します(笑)

だから、眠れない

 

でも、それで仕方ない

 

母は93になります

 

今週は夜と昼、、、

友人と飲みに行きましたよ、、

みんな両親をこの数年でおくっています。

これからの数年?十数年?

山に、音楽に、、もえていましたよ

・・・

 

別に、おふくろに早く・・・

なんて、思ってねえし(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

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癌になっちゃった

 

 

 

とても悪い顔をした癌だそうで、

 

骨やリンパ節にもとんでいて、

そりゃあ絵に描いたような見事な進行具合だそうな、、

 

具合が悪くなって、

寝込んで3か月、

病院に行ってから

嵐のようにもうすぐ半年が過ぎるけど、

 

おふくろに今年初めて面会に行った

 

窓の外に立った俺を見て、

作り笑いしてたよ

 

「あっちにいるのが、、お腹を痛めた、息子・・

この人は、この人の奥さん・・」

 

と、ガラス越しに聞こえた

 

男の職員が息子で、、

 

痩せた俺は、

この人・・だと

 

義務を果たした、諦めた気持ち

 

なんにもできねえ、、

 

それに、そのうち、死ぬんだし

 

薄情な息子は

それでも毎晩歯を磨くとき、

必ず、おふくろの事を考える

あと、

何回考えるのかな

 

なんで、こうなっちゃったのか

 

 

 

 

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人間て、これ?

 

ブログにログインすることもなく、

コロナに乗じて

逃げています

 

1年半も、ログインしなけりゃ

何か状況も変わってるものだが、

俺が逃げてるだけで、

 

 

おふくろをグループホームに入所させて、

それでも、ごまかしながら週一回、

2年余り、ちょい逃げしてきたが、

 

コロナで面会中止になってから、

考えないように

考えないように

 

途中、少し解除になったが、

俺の咳が止まらず

 

内心(ほっとして)

「これじゃ、行けねえや、、」

 

また、完全面会中止、、

ほっとしたりして、

 

ひでえもんだよ、、

わが子なんて、そんなもんか?

 

最後にあったときのおふくろは

なぜか、俺を「にいちゃん、」

と呼んだ

 

その前も、なんか、

「みんなのとこへ、いかなきゃ」

と、10分くらいで、落ち着かない様子だった

 

なんか、俺を認識してるのか??と、

 

それが、泣きたくなるほど不安、、どころか、

 

期待があったりして、

 

ひでえもんだよ

 

 

 

 

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母は順調に老いている・・

 

 

 

 

コメントいただいた皆様

返信が出来ず申し訳ありません、、、

 

日々の生活に時間的余裕がなく、

更新優先で

ご容赦ください m(__)m

 

 

 

 

随分と久しぶりになってしまった

俺の生活も随分変わった、、というか

 

元に戻った、、

 

代償は大きすぎたが、

 

仕事に戻った

 

だから、毎日疲れが増して

その上の、母へのどうしようもない

気の重さ

 

睡眠も上手くとれず、

体調はいつも悪い

 

 

介護といっても、

自分で歩ける母の介護だったから

抱き起こしたりとかはほとんどなかった

 

母は施設では

いつも帰りたがったが

一体、何処へ帰りたいんだ?

 

頭の中は

俺が介護してた母宅ではなく、

実家の方が優勢のようだ

 

徐々に間隔が長くなってきた

母の病院通いにも慣れて

俺のヒヤヒヤも

少なくなったと思った最近

 

が痛いと言い出し

そのうち

痛がって

歩くのも大変になった

 

施設と話し合ったが

結局、俺が

連れて行くことになった

 

歩けねえ老人は

やっぱ大変だ

 

介護、介護と、

俺は偉そうに言っていたが

(そんなつもりはないが)

 

動けない、

動くと痛がる人を

動かすのは

 

大変なことだな

 

その一日は、、半日だったが、

 

痛み切った俺の身体に

トドメを刺したようだ

 

仕事を休んだから

夕方、温泉に行ったが

 

温泉に浸かりながら

寝てしまったよ

自分が

何処にいるのかわからなくなってしまった

 

まあ、ほんと

寝たきりの介護とか

歩けなくなった方の介護の方

 

ほんとうにご苦労様です、、、

 

 

最後に

 

コメントの返信できないかもしれません

ご容赦ください

 

PCに向かうと

眠くて

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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