股引の上に紙パンツ・・・懐かしい


 

 

帰りたい気持ちが

溜って来ているようで

 

今日の面会でも

最初から泣顔で責められた

 

「だって、こんなとこに居りゃあ

嫌なことばっかだもん」

と言って

泣かれりゃあ

 

普通の親孝行は

つらいよな

 

「誰だったかな、、

地獄に閉じ込められたようなもんだって

言ってたわ、、

そりゃあ、ここの人に悪いで、

言っちゃあいけねえぞ、、って

言ったけどな、

みんな、そう言ってるよ?」

 

確か

最初に見学に来た時

「地獄のようなところだぞ」

と、

自分が言ってたような気がするが

 

 

記録を読んでみたが

どうも最近

尿失禁が多い

 

毎日のように

下着を汚して

捨ててあったりしてるようだ

この2週間くらいか

 

急激に増えている

 

3日前の面会時、、

妻と来たのだが

 

股引の上から

紙パンツをはいていて

あわてて

穿き直させた

 

今日も母の部屋から

ロビーに向かう廊下で

 

「あの、白い服着た

ババアが、

私の布団を持って行って

もう一人と寝てるだわ、、」

と、

りきんだ

 

だが、

 

微妙な距離まで

近付くと

 

急に顔が笑顔になって

ニコニコで

その輪の中に入っていく

 

役者だわ

 

信用できん、笑顔だわ

 

そして、玄関に歩いて行く

俺に

いつものように

手をあげていた

 

 

そして

指を前後に

チョットだけ動かす

 

バイバイだか、

来い、来い、だか

 

わからんが、

これは、バイバイなんだな

 

省エネだな

 

 

 

 

 

 

 

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股引の上に紙パンツ・・・懐かしい」への8件のフィードバック

  1. 我が家の母はトイレの場所も忘れておしっこの仕方も・・忘却の彼方です
    その途中は・・不安でいっぱいでした
    不安で何かにすがりたいのでしょうが、こちらはよくわからず、ほんとにてこずりましたね
    今は自分が忘れたけど親切なおばさん(私のこと)が何かあればすぐに飛んでくると理解しているので、あまり手間はかかりません
    何を食べたらいいかわからず、トイレの仕方も、風呂の入り方も、髪のとかし方も、顔の洗いかたも・・いちいちその都度母の目の前でやって見せます思い出せば後はスムースです
    お母様ほんとに不安なんですよ‥だからといって施設のスタッフが不親切というのは無いと思います(大抵の施設の方は信頼できる人が多いです)
    老化現象の一端とあきらめましう・・

    • ゆうこ様、コメントありがとうございます。
      返信が遅れ申し訳ありません。
      変わらずに面会に勤しんでおります(笑)
      母の面会の都度、その様子を注意深く観察して、安心したり、ガッカリしたり、、
      母の口から今回の施設の職員さんの不満は聞いた事がありません、、珍しく
      私が少し思う程度で・・(いつもの被害妄想で、、笑)
      今後とも、よろしくお願いいたします。

  2. ウチの母も老健にいた頃は、見舞いの度に「連れて帰ってくれ」と言っていました。歩けるようにリハビリしないと帰れないと言うと「死んでもいいから連れて帰れ」と泣いて叫びましたが「今日は車に乗って来てないよ」と誤魔化すと「ほな、アカンな」と意外にすんなり騙されてました。
    それが特養に移ってから一週間後には帰宅願望が全くなくなってしまいました。ウチの母が入所した特養はスタッフが本当に頻繁に入所者に話しかけてくれているからでしょうか。あっという間にスタッフの皆さんに懐いてしました。認知が進んだことは言うまでもありませんが、母は母なりにスタッフの皆さんを信頼しているんだと思います。
    老健にいた頃は引っ切り無しに失禁を繰り返しズボンの替えが足りないほどでしたが、今の特養では失禁は皆無だそうです。多分、頻繁に声掛けをしてもらっているからでしょうし、トイレ介助の際には「〇〇さん、ごめんねぇ、リハパン替えさせてねぇ」と優しく介護されて素直に従っています。老健でスタッフに殴り掛かっていたことを思えば嘘のような現在です。
    私は特養の見学を30ヶ所ほど行いましたが、今の特養の相談員さんが話していて最も心休まる方でした。入所が決まってからも「これでもう大丈夫ですよ、まず安心して元の生活を取り戻してゆっくりしてください。その余裕で面会に来てあげてください」と言われたことが印象的でした。
    rebi様のお母様はまだ認知がそれほど進んでいないから葛藤があるんでしょうね。一番辛い時期なのかも知れません。必ず待ち受けている死というものに向かって生きていく、それが人間の辛い宿命なんでしょうね。
    どんな老後を迎えるべきか、母の姿を見ては考えさせられることばかりです。

    • 福りん様、コメントありがとうございます。
      返信が遅くなり申し訳ありません。
      お母様の入所された特養ではとても穏やかに過ごされているようで、老健の頃の大変さを思えば、
      見守る福りんさんとしても、安心感がありますよね。
      私は、「帰りたい!」という言葉にビクビクしている現状ですが、、相変わらず面会に行っております。
      死に向かって・・・確かに
      確実に向かっているんでしょうが、、、
      今のところとても先の事(ほんの少し先なのかも)を考える余裕がないですね。
      「帰りたい!」に怯える毎日であります(笑)
      今後とも、よろしくお願いいたします。

  3. うちも家内が泣くので連れて帰ることもあります。
    だから仕事を休みがち。
    社長が理解ある人なんで、甘えてますが、そのうち辞めないといけないかなと。
    施設は楽しくない。
    私だってそう思う。
    スタッフの作り笑いの下には何かが隠されている。
    疑心暗鬼な毎日です。

    • tasogare様、コメントありがとうございます。
      返信が遅くなり申し訳ありません。
      ブログ拝見させていただきました。
      奥さまの介護、日々お疲れ様です。
      私もそうですが、施設で少しでも辛い思いをしていると思うと介護してる自分も辛い気持ちですね。
      仕事中でもふと暗い気持ちになってしまいます。
      仕事としても大変な介護職ですから、職員さんも、手を抜く(笑)ことが、、いや、私ならありそうで、、
      そうではないと、信じる部分もありますが、
      どうしても疑心暗鬼、、私もそうです。
      今後とも、よろしくお願いいたします。

    • のあ様、コメントありがとうございます。
      返信が遅くなり申し訳ありません。
      奥さまと衝突してしまいましたか・・・
      私のところもそうですが、シッカリ後方支援をしてくれますので、感謝しているんですが、
      立ち位置の違いは大きくて、
      抱えているものも大違い
      で、気持ちは本当に違います、、(私の場合ですが、、)
      ですから、
      私など、何度も大きな衝突をしています(泣)
      たまに謝ります(笑)
      どうしても、介護は孤独になりますね。
      夫婦でも、たとえ仲の良い夫婦でも距離が違ってあたりまえなんだと思います。
      お母様の面会、気持ちは良くわかります。
      私はいつも、母の様子をビクビクしながら注視しています。
      毎回、「帰りたい!」と言われガッカリしたり、
      「帰りたい!」と言われないうちに、話しを逸らして(騙して)
      なんとなく安心して帰ってきたり。
      そんな自分を後で悔やむし・・
      悲しい事ですが、必ず終りがくるこの気持ちだと、、なんの慰めにもなりませんが、、
      自分に思い込ませると、、、悲しくなるし
      少しでも母が笑うことを言うしか、他には出来ない私です。
      のあさんは私の多分3倍4倍はお母様に会われているんですね。
      私よりも親孝行です、確実に。
      今後ともよろしくお願いいたします。

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