昨年のお盆以来、
俺はトイレに入ると
脚を大きく開き、、
なるべく、つま先立ちをして、
なるべく、トイレの左右の端っこに
足を置いて
不自由な格好で用を足す
どうしても、
あの夏の日の光景が、、
美しい情景が・・・
目に焼き付いて
あの場所から
といっても2,3個あったと思うから
かなりの広範囲まで
拭いた時に広がっただろう
妻は
「何度もきれいにした」
と言うが、
どうしても、不自由な
不格好な
用足しになってしまっていた
でも、
大晦日に
母は、大丈夫だった
4時間くらいの間に
3回か4回
トイレに行ったのだが
大丈夫だった
俺はほぼトイレの中に
一緒に居たし
冗談を言いながら
少し広いトイレだからか
母も
文句を言わなかった
大きい方はなかった
昼前に来て、
20分くらいすると
「そろそろ、送ってくれや~」
と言った
「来たばっかじゃねえか?
これからお昼食べて、
3時頃オヤツ食べて、
そしたら送ってくわ」
「わりいじゃ、ハハッ」
とにかく、食べ過ぎないように
あれば、全部食っちゃうから
1品を少なく、、気を遣った
お昼を食べると
「そろそろ、送ってくれや~」
・・・
「まだ、昼食ったばかじゃねえか、
3時頃オヤツ食べて、
そしたら送ってくわ」
「わりいじゃ、ハハッ」
母は、
妻の動向を観察しつつ
遠慮してるようにも感じた
歌を歌わせてやった
三橋美智也とか、
懐メロを中心に
、、、以前、母宅で一緒に過ごしたときのように
味もなんにもないが、
母はでっかい声で、
歌っていた
「そろそろ、送ってくれや~」
・・・
「まだ、はえーじゃねえか、
3時頃オヤツ食べて、
そしたら送ってくわ」
「わりいじゃ、ハハッ」
妻が、
フルーツや
甘いケーキや
クッキーや
食べ過ぎないように
なるべく小さいものを
とりあえず、
あと30分、、
お腹に来ないように
気を遣った
母は
「おい、し~~~い!!」
を連発しながら
たべていた
「そろそろ、送ってくれや~」
・・・
・・・
「何処へ?」
・・・
「〇〇〇(母の生まれた家)だわえ・・・」
連れて来てから
何度も
「そろそろ、送ってくれや~」
と言っていたが
何処へ送ってくれっていうことか?
と、心の中ではヒヤヒヤしていた
ガックリきたが、、
「我慢させてわりいな、、、
いつも泊まってる、ところにな、
これから、送ってくからさあ」
・・・
「いつもって、何処だえ?」
「今日、俺が迎えに行ったところだわ」
「???・・・
わりいじゃ、ハハッ」
施設の玄関に着くと
「ここは、、どこだえ?」
「知ってる人は、居るだか?」
「居るよ、〇〇子さんも、居るよ
仲のいい〇〇子さんが、、」
「〇〇子さん??
ほーか、、だけど、こんなとこ
はじめてだぞ、、」
・・・
玄関で、
「おかえり~~」
と職員さんが迎えてくれた
奥から、〇〇子さんが
「〇〇〇(母の名)さ~ん」
と駆け寄ってきた、、
「車に気を付けてな」
「おう、またな」
俺は帰りの車の中で
胸が締め付けられたね、、
だが、とりあえず
大晦日は、
美味しく晩酌ができた
不思議な事に、
その夜から
トイレで
普通の恰好で
用足しが
出来ただよ
4か月ぶりで
ふつうの格好だったよ
相変わらず
出はわるかったがね
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