一泊もしてないのに、大騒ぎ

 

 

母宅からショートの施設まで

車で約25分

 

10分ほど走って

母にマスクを買おうと

コンビニに寄った

 

車に戻ると

 

「トイレに行きてえな、、」

 

「15分我慢できるか?」

 

「大丈夫だと思うけど、

大・・がな・・・」

 

即刻、自宅に向かった

 

には、かなわない

 

幸い、まだあまり

のことで、

爆弾を落とされたことも

 

忘れたころの数回しかない

 

母はしきりに

引き返したことを

謝るが、、

 

これからショートに行って

その間だけにしろ

俺に普通の生活をさせてくれるんだから

こっちがお礼を言いたいよ

 

と、感謝の気持ちで

夜、8時30分・・・

 

晩酌のビールを一口飲んだとき

 

携帯が鳴った

 

久しぶりにショートの施設からだった

 

「落ち着かないので、お話してもらっても

いいでしょうか?」

 

母に替わってもらうと

 

「おい?どうなってる?

ちょっと、迎えに来てくれない?

お母さんが、具合悪いみたいだで、

帰らなきゃいけないだよ~」

 

お、お母さん、、が出たか

 

噛んで含んで、飲み込んで、

もいっかい出して、また噛んで

、、懇々と

朝から、今までの工程を話し

 

「頼むな~、仕事だと思って、、

家のことは大丈夫だよ、、

安心して、そこに泊まってくれな

頼むな、、」

 

俺の

「頼む攻撃」

息子思いの母は

「わかった、それじゃあ、

ここに泊まればいいわけだな?」

 

と、妙に元気に電話を切った

 

とさ

 

まだ、一泊目だというのにね

 

 

ビールの味は、

しっかり落ちたから

 

今夜は、

頼むぞ、、おふくろ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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