おかあさま、、ぶたないでください

 

 

母は仕事には

とても勤勉な人で

子供への愛情は

しっかりしたものだった

(殴られたこともあったが、、)

 

俺は、父の血をひいたか

「怠けもの」という言葉が

ピッタリの生活をしてきた

 

ブログ用に謙遜して書いてるわけでなく

一呼吸おいて考えても

やはり、そうだ

 

妻も俺とは違い、

勤勉で、よく働くし

家の事も完璧にこなす

よくこんなに出来るものだ、

と思うくらい自身を鼓舞して

頑張っている

・・・

(妻はこのブログをたまに観る・・・)

 

妻と母

俺は怠け者なんだが、

この二人の「目」のために

なんとかギリギリ

人並みの仕事程度はこなしてきた

 

だが、俺の本当の望みは?

6畳の一間で良いから

働かず、独りで、贅沢もせず

ひっそりと暮らす

人との交流は最小限に、

 

もの思いにふける、、が

好きなんだな

 

ブログ用の書きようか?

いや、

一呼吸おいて考えても

やはり、そうだと思う

 

昨日、上京前に

母の面会に行った

妻も同行予定だったが

鼻水とくしゃみがひどいので

止めておいた

 

母は喜んだ、、が

今までのように

顔をクシャクシャにして

泣くようなことはなく

普通の笑顔で俺をむかえた

 

言っていることは

いつもとあまり変わらないようだったが

前々回から書いている

面会時のノートの存在が

安心材料になっているらしい、、、

と、職員さんも言っていた

 

今日は、どんな話をした、とか、

差し入れで、甘酒飲んだな、、とか

妻がよろしく言っていたとか、

 

最後に、今度は

何日の何曜日に来るからな、、、と、

 

母に言わせると

 

「もう、

字が消えちゃうかと思うくらい

何十回も読んだわえ

 

と言うほど

読んだらしい

 

まあ、ブログ用に、出来れば

「わえ」

と言うのはやめてほしいものだが

「からね~」とかにしてほしいが

 

言うんだから、しょうがないわ

 

 

しかしね、

ノート書く時、いつも

字が消せる

フリクソン?というペンを使ってるんだが、

 

忘れたんだよ

 

職員さんにも読まれるだよ

 

だから、いつも

そのペンで、

わからねえ漢字を、

スマホのマイクに言って

調べてから書いているんだよ

 

おふくろが、

「今、なんって言っただ~?

何、わからねえこと言ってるだ?」

と、

昨日も心配していたがね

 

昨日は、消せないペンで

 

漢字は変な形になるし、

まいったな

 

あ~

パソコンでブログはいいわ

 

少しは利口に見えるだろうし・・?

 

 

 

 

 

 

 

 

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顔がクシャクシャ、とはこのことだ

 

 

ロビーで皆と座りながら

職員さんに

「息子さんが来てくれたよ」

と、言われてこちらを向いた途端

 

なんとか

ならんかね

 

廊下を歩きながらも

クシャクシャ

 

「おい、、そんなに泣くなや」

 

「だって、お前が来てくれて

うれしいだも~ん、

しょうがねえじゃ~~?」

 

かんべんしてもらいたい

 

出来れば、

嫌って欲しい

 

 

それにしても、

えれえ顔だ、、

見せてやりたい

 

 

部屋で、座って

ノートに今日面会した事などを

書いたが

 

こちらも必死なのだ

 

とにかく、

少しでも気持ちよく

居てもらいたい

だが、それは2番目のことで

 

最重要事項は

俺に睡眠時間と働く時間を確保することで、、

 

そのために、

俺は真剣に母を笑わそうと

必死なのだ

 

なんとか40分以内目標の面会で

最後は笑顔になって、、

 

また、皆に挨拶させられて

 

帰ってきました

 

・・・

・・・

・・・

仕事は遅れました(泣)

 

 

 

 

 

 

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♡マークのついた作文でも書くか?

 

 

強風に雨

外の音に俺でもビビるな

 

春の嵐って、

内陸に住んでいると

台風よりも荒れる

 

おふくろは施設で良かった

 

数年前まで

台風の来る日になると

家の中を青いビニールシートを敷いて

怯えていた

 

仕方なく、夕方

母を乗せて、

多少、妻に遠慮しながら

俺宅に避難させた

 

別に、テレビで煽るほど

内陸では荒れないんだけど

 

それが、認知症になったころから

テレビを観てると、過去の台風や

災害の画面を観ては騒ぐようになった

 

また、芸能人が大笑いするのを観ては

気分を悪くするようで、、

だんだん観たい番組も絞られてきて

最後には、ひとつのサスペンスドラマのシリーズだけになった

 

だから、

俺はそのシリーズを30回まで録りためた

 

そして、いつでもそのドラマと

懐メロ番組を混ぜて、

20時間程、連続再生させるようになった

 

それでも、母は

全部のシーンは覚えられないし、

ところどころ、あらすじはわかるのだろうが

いつでも

人が殺される場面では嫌がり

「この番組は恐いでいやだなあ」

などと言うようになった

 

ケーブルテレビの契約で観ていた

 

だから、

先月、電話して

契約を休止してもらった

 

だが、録画してあるのが

ケーブルテレビのチューナーだったので、

チューナーだけは継続させてもらった

 

無駄なんだろうと

そう思うが

 

万が一

万が一

 

またおふくろが

あの部屋に寝ることがあるだろうか

 

そんなとき、

テレビの前のこたつに

籐の椅子に寝そべって

 

暇そうに

テレビを、あのドラマだけを

観る日があるのか

 

俺にとっては

両刃の刃で

 

だが、そんな日があるのか

 

後ろ髪をひかれながら

前に進もうとしている

 

土曜日に面会に行ったが

ひなまつりなので、他のユニットと集まっていた

だから、5分ほど、

話をしただけだった

 

「今日はひなまつりだで、

みんなで何かやるだなあ」

・・・

「え~?

私は何をやるだか

何が何だか、わからねえわ」

 

何が何だか

わからないらしい

 

まあ、ひなまつり

といっても

 

俺が観た

その光景は

 

とても

雛・・・は

ないな

 

 

 

で、施設から

俺に

毎回、ノートに日付と

母に何かを書いてくれと

 

母があまりに俺を待つので

 

訪名帳を見せると

「あれ~

私に会わなんで、帰っただか~?」

となるらしく

 

気も重いが

 

3日はすぐに経って

 

明日だが

 

もう一日、向こうにするかな

 

 

 

 

 

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イチゴをプチプチ食べてる身長140以下のお婆さん、、、

 

 

 

 

面会に行って、

母の部屋に入り

ベッドに座り二人で話をする

 

一昨日は缶の暖かい甘酒を

いつものように

飲んだ後

2,3秒溜めて

「・・・・ ・・・・  お、い、しい~~い!」

とりあえず、

 

嫌な事のなかった日は

笑顔も見える

 

妻が出がけに

持たせてくれた

 

小さいタッパーに5個

 

「プチプチして、

おいしい~わ」

と言って食べた

 

だが、

相変わらず

「おかあさんは? 元気でいるだか?」

 

「心配するな

元気みてえだぞ」

で、

すかさず話を逸らす

 

すると、

「お父さんは??

え?

お父さんは

死んだっけ?」

・・

裏をかいてきやがった

 

俺も、爺ちゃんのことに、返事を用意してなかった

 

「俺が小学校のときに

脳溢血で死んだじゃあ?」

 

・・

あ~あ

泣いちまったわ

 

だがね、

次の話題をふる

 

「あれ?

おふくろが買ってもらった牛、、

アオっつう名前だったっけ?」

「え?

アオじゃねえわ

クロだわ」

(お、、もう泣き止んだ)

 

「牛の色はなんだった?」

「クロだわ」

「そのまんまじゃねえか

ひでえ名前のつけ方だな~」

 

はっはっはっはっは

 

まあね

こんな面会だったよ

 

牛だよ?、、う、し

母の家は山の中の農家でね

働く母のために、

牛を買ってくれたんだってよ

 

俺はさ

今、PCでキーボード打ってんだよ

おふくろは、、

牛だよ?

 

時代はかわるねえ

 

 

「じゃあ、俺いくで」

廊下を歩いて行くと

 

丁度、トイレから

母の一番仲のいいばあちゃんが出てきた

「良かったね~」

と、二人で並んで歩いていた

 

今だ!

 

玄関まで来ると、、

また職員も来て、

挨拶が

面倒だ

 

度々だからな

 

「じゃあ、ここでいいでね」

 

仲のいいばあちゃんにも挨拶して、

母に手を振り

素早く、出てきた

 

あのときだけみてりゃあ

あまり心も傷まないんだがね

 

だがね、

ロビーの窓から

毎日、、

「息子が来るかな~~」

と言って待ってるという

 

身長13?の

小せえおふくろがいると思うと

 

なんとも

 

ック・・・ だよ

 

 

 

 

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俺も病気です、、、頭の

 

 

 

 

入所の際、

プロ中のプロであることを

説明されたが、、

それに対して

安心したとか、感心したとか、

どうしたことか、

そういうプロの方に

絶対の信頼を持つ気には

到底なれなかった

 

そりゃあ、俺が母譲りの

心配性で、

最近は母の病気である「被害妄想もち」

に、

息子の俺もなってしまった

ということもあるね

 

だが

ほんと、入所の時に

これが認知症の方への接し方だとか

なんとか士、が何人いるとか

ケアマネが何人いるとか

 

通り一遍のこと」だと、、

俺は適当に聴いていたよ

 

だが、俺も母譲りで

役者でね

 

相手が喜ぶように

初めて訊くように

「ほー、、そういうものなんですか

へー?、、なるほど、そういうことか、、、」

と、

いかにも感心しているように

演技っていたよ

 

何言われたって

大して感心してねえし

ちゃんと、調べてきたし

だてに幾つも施設かわってねえし

グループホームは初めてだったが

ブログのおかげで、

いろんな話も聴けたし

 

で、

俺は3日に一度、面会に行ってるがね

母が相変わらずの帰宅願望でね

 

それを、施設では

施設でも珍しく、

慣れるのに母は人の3倍くらいの

時間がかかっていると言うんだわ

 

予想していた通りだよ

俺の思っていた通りの言葉が出て来たよ

 

「息子さんがね、、

息子さんのことがね

好きなの!!」

 

うれしかねえよ

 

「息子さんも

大変だから

そんなに来なくても

来たときに、濃ければ、いいの

そんなに来ても

どうせ

 

わすれちゃうから・・・

 

 

 

それね、

ギャグとして面白いわ・・・認める

 

 

 

だけどね

全部わかってるから

 

説明されなきゃ

わからねえことか?

 

 

俺はね

結局、、

 

 

 

自分が

おふくろが心配で

 

 

 

 

あいてえんだよ

 

 

 

いくら、穏やかな大人しい態度してても

帰りてえ、、ばっか言ってる

入所者の息子じゃあ

施設からすりゃあ

都合の悪い

バカ息子だっていうのも

良く分かるんだよ

 

 

玄関の記名帳見りゃあ

他の家族が

どのくらい面会が来てるか

 

みんな、

わりと、冷てえんだな

と、思うよ

 

だがな

人は人じゃねえか

 

結局、施設はどうしてえんだ?

 

どうせ忘れちゃうから、

外部との接触をなるべく避けて

ここが自分の場所と思わせて

 

そう言やあ

入所する時

「自宅に帰っても、

すぐに、ここに帰りたがるように

なるんです~~よお」

 

と仰っていました

 

俺以外の家族は

それでもいいんだろう

 

それが、入所者の家族の望むことなんだな

 

俺だって、

同じで、そうなってくれれば

俺のことなんて忘れてくれれば

いっそのこと

本当に楽だ

 

だけど、

俺にあいたがって

自分の家に帰りたがって

(自分の家の事を忘れかけてるが・・)

施設を抜けたがっている母を

 

面会もせずに

閉じ込めるように

出来るか?

 

 

「それなら、その施設に

いつまでも、馴染めずに居ても良いのですか?俺」

 

 

はい

ぐうの音も

出ません

 

 

いったい俺は

何が言いてえんだ??

 

 

ああ、

そうだよ

被害妄想だよ

 

 

 

まあ、今日はこれくらいにしといてやるわ

 

 

 

 

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もう何にも分からなくなった方が幸せなんだろうな

 

 

いつものことって言えば

そうなんだが

いいときもあれば悪いときもあって

 

一昨日は超悪

 

下着のことで

職員さんとトラブルを起こしたようで

原因は解明したんだが

面会までの間、、

不穏な時間をすごして居たようで、

 

面会に行くと

すぐに職員さんに相談された

 

母は独りで離れた場所に座っていた

 

誰も悪くないが

職員さんに

かなりキツイ口調で文句を言ったらしい

 

で、居ずらそう

 

「連れてかえってくれねえだか~」

と、最初泣かれたが

つらいところだ

 

不憫だが

 

母は面会の最初から最後まで

ほとんど笑わず、、

明るい妻のハンドマッサージにも

あまり笑顔がない

 

もう、俺もなだめる気力もなく

 

 

3日に一度の面会は多い方だ

記録を見れば

前回の面会のあと、俺以外の面会は

2人か3人といったところか

 

母の部屋で話をしてるとき

母がトイレに行った

 

トイレは母の部屋の隣

 

いつまでも帰ってこない

ドアの開いたり閉まったりの音がするので

その度、廊下に出て見るが

母は居ない

 

で、妻がトイレをのぞくと

トイレにもいない

 

すると、別の部屋から

でてきた

 

自分の部屋が分からなかったようだ

 

トイレの隣なのに

しかも

デカイ字で

名前が書いてあるのにね

 

3日は

 

すぐに経つ

 

もう明日だ

 

この時間の進み方

 

なんとかならねえか

 

 

 

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母宅から衣類がだんだん少なくなっていく、、

 

 

母の部屋に1週間ぶりに入って

寝室で

カーディガンとか

厚めのセーターを探した

 

1週間も来ないと

空き巣でも入ってないか、、

少し緊張する

 

昔、俺は

仕事場であった事務所に

2度、空き巣に入られた

 

朝、いつも通り

ガラスドアのカギを開けようとすると

カギ近くのガラスが割られていた

 

1年後、、

いつものように

ガラスドアのカギを開け、

入室したが、

手を離したガラスドアが、

いつもより、勢いよく閉まった

 

室内の空気の動きが

おかしい

・・・

だからだ、、、

 

嫌な気持ちがした

 

奥に入ると

 

トイレのドアが開いていた

 

トイレの窓が

開いていて

 

そこから風が入ってきていた

 

トイレの窓から

侵入したんだろうが

 

 

そのときの

空気の

嫌な感じ

 

物より、

何より

 

俺のプライベートを

何者かに

 

踏みにじられた

 

そんな嫌な気持ちだった

 

 

今、母の家、

築63年を過ぎた

古い家に入る時、、

 

いつでも

その時の、

嫌な気持ちがよみがえる

 

幸い

部屋も、

他の部屋(ほぼ廃屋だが)も

無事だったが

 

何日も誰もいない部屋、、

このまま、

水道も、電気も、

何もかも

すべてを止めてしまおうか

終りにしようか、、

 

俺の決断を待っている

古い家

 

だが、

どうにも

母のあの顔や

 

「車に気を付けてな、、」

 

横で、職員さんが

それを訊いて、

笑っている

(悪い感じじゃなくね)

 

母は

帰る場所があると

今でも

思ってるのを感じる

 

 

昨日は

妻をつれて

面会に行った

 

母は

泣いて喜んだ

 

「現場の親方」

妻が呼ぶ、

レイヨン製のブルゾンを着て

それを

食べ物をコボシまくって

汚してあった

 

それを着ていた

 

そんな母の手を

妻がマッサージをしてくれた

 

マッサージされながら

母が堰をきったように、

10代の頃働いた日本橋の頃の話をはじめた

いつも訊いている

だから

あらすじもほぼ、わかる

 

でも、それを

一生懸命話して、

「またそこに

働きにいきてえ」

「だって、

ここに居たじゃあ、

一銭にもならねえけど、

お金稼げて、感謝されて

お前たちもその方がいいら?」

 

否定しちゃいけない

 

話している母の

眼の下が

濡れている

 

さっき、泣いたときの

涙のあとだ

 

最近、

面会のたびに

そこは

濡れている

 

それが、、なんかね

 

 

1時間も居たか

 

仕事に食い込んでしまったが

 

妻が行って

喜んでる母をみてると

 

すぐに帰ることなど

出来なかった

 

「おい、

車に気を付けてな」

 

で、

いつもの

横、職、笑

 

で、施設を出た

 

 

あんなに喜んだ母だったのに

 

帰りの車の中

 

いつもと同じで

 

哀しい気持ちになるのは

なんでだ?

 

 

 

 

 

 

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母が弱っている

 

 

 

相変わらず、

紙パンツの中身を

むしり取って穿いているようで、

面会の際に見せられた日誌に

そう書かれていた

 

家に居る時

夜中にいつもやっていた

 

昨日、そして3日前

いずれも母の帰宅願望は強く

心を重くする

 

昨日は

笑顔を見るまで

かなり苦労してしまった

 

瞼が下がって

いつもよりも(最近はいつもそうだが)

眼が小さく見える

 

日誌にも

帰宅願望から

俺に連絡してくれとの要請が

何度かあるようだ

 

昨日は

友達とも

しきりに会いたがっていた

 

帰る家はある

古いが住めるように

母が留守中に破損したトイレも

修理が出来ている

・・・

だが、俺次第でもあるけど

グループホームに行って

さらに呆けてしまった母を

3か月前よりも

時間の無くなった俺が

まず、

無理だな

 

「お前の言うことはきく

言うとおりにするで、、」

と言ってくれると

余計に、不憫になる

 

帰る時

「東京の〇〇に

働きにいきてえ」

と、

廊下で俺の手を握りながら言った

 

出来れば

手をつなぐのは

 

やめてもらいたい

 

 

 

 

 

 

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請求書に頭を垂れつつ、ため息をつく・・・

 

 

土曜日、面会に行くと

車から降りると同時に

玄関の方から

大声が聞こえた

 

何の騒ぎか?

 

入所者が騒いでいるのか?

キャーキャー言っている

 

丁度、玄関方向が

逆光でまぶしくて

何も見えず

 

近くまでいってみると

 

鬼が居た

 

鬼と並んで

写真を撮ってもらってる

母がそこに居た

 

俺がそこに立っていても

 

鬼も

母も

撮影者も

俺に気付かない

 

「こんにちは」

 

声をかけると

 

皆、驚いたね

 

本当は

こっちの方が驚いたんだがね

 

「〇〇さん~~

もう、早速、福がきたよ~~

良かったねえ」

 

で、無理やり

俺も加わり、写真を撮らされた

 

そんな感じで

一見、とても施設で

楽しくやっているように見えるんだがね

 

一緒に部屋に行くと

母は急に帰りたがる

 

施設がつまらないこと

家にかえりたい こと

友達に会いたい事

のんびりテレビを観たいこと

自分の家で眠りたい事

(その家が何故か自分が生まれた実家になっているのだが・・)

 

もう、母の反応も決まってきたし

連れて帰れ

と、強くは言わなくなったが

 

髪の毛が伸びてきた

白いところも目立つ

だが、

もう、洒落っ気もなくなって

毛玉だらけの

ズボンを穿き

毛玉だらけの

セーターを着て

ぼさぼさの頭、、

土色の顔

遠くを見てるような、眼

 

なんか

こんなふうに

俺も慣れていくのかな

 

いつも重いけど

変えることも出来ずに

変える瞬発力や気力はなく

 

以前なら

認知症の母の言うことに沿うように

なんとかしようと

動いたものだが

 

こんな風に

慣れていって

おふくろも

少しずつ、あきらめて

そして、

少しずつ、わからなくなっていって

 

帰りの時

玄関で

いつもの心配性の言葉

 

「車の運転、、

気を付けてな!」

 

母が

何万回も言った言葉だな

 

おかげで

その何万回の後

事故にあった事は

一度もなかったよ

 

おふくろ

ありがとうよ

 

明日、また面会に行くから

 

なんか

せめて、

ネタになるようなことを

 

ひとつくらい

言ってくれねえかね

 

いっちょまえの

認知症なんだから

 

頼むわ

 

 

 

 

 

 

 

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母が現場で働く準備をしていた

 

 

 

 

もう母が認知症だとはいえ

どうせわからんだろうと

そんな考えはやめて

3日たったから、今日も面会に行った

 

前回、土曜日に面会に行ったときは

びっくりした

 

玄関から

ロビーに入ると

いつものソファーの席に

母が

居たよ

 

横には、いつも横に座って

毛玉をとっている

品の良さそうなお婆ちゃんがいて

 

その横で

ボーっと前を見てる

俺のおふくろ

 

頭に

二つ折りにしたタオルを

乗せて

 

夏の工事現場で

よく、職人さんが

3時休みかなんかに

日焼けした顔で

頭にタオルのせて

陽射しを避けてるように

 

グループホームのロビーで

 

俺のかあちゃんが

毛玉とりのばあちゃんの横で

タオルかぶっていたよ

 

・・・

今日は

かぶっていなかったが

 

母は

「施設の職員さんは

みんな、良くしてくれる」

と言う

 

職員さんの前でも言うが

 

俺と二人きりになった部屋でも

職員さんへの不満は訊いた事がない

 

それでも

「いったい、

私はいつ、帰れるだえ?

家に?」

は、今回も、前回も、、、

だが、その後に、

母の生まれた実家の地域を

言うんだな

 

え?

去年まで63年住んだ家は

どうなってるんだ?

頭にねえのか?

 

いつもそうだが、

一応の帰宅願望

 

「ところで

おかあさんは

元気でいるだかえ?」

は、

やはり、毎回訊いて来る

 

今回は、

話しをそらしたんだがね

 

いつものように

母の好きな

あたたかい、甘酒

 

妻からの

れんこんとゴボウの煮物を

つまんで

 

母は、

ベッドの上で

徐々に明るい顔に変わっていった

 

だがさ

 

なんかね

 

3日って

 

 

すぐ来るね

 

 

 

 

 

 

 

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