だったら、一緒に面会に行ったらどうだ、、俺が何回お前の親の面会に行ったと思ってるんだ?


 

 

 

面会に行くと

いつものようにロビーに7人くらい

ソファーに座っている

 

母だけが

寝ていた

 

・・・

口を開けて

 

隣の人にもたれ掛かるように、、

まあ、触ってはいなかったが

午前10時だったが、

寝ていた

 

やっぱり、昨夜もあまり眠れなかったのかねえ

 

母は頻尿だから

俺が泊まっているときだって

5回は夜トイレに起きていたし

 

昼間でも

寝てばかりいたもんな

 

仕方なく

寝ボケたまま

部屋に連れて行った

 

毎日の様子を記録してあるものを

毎回見せてくれるが、、

 

今回は

夜中に

 

「火事だから、、

火の向こうに息子がいるだで、、

行かなきゃいけねえ、、

行ってくる、、、」

 

と、職員さんのところに来たそうだ

 

そうか、

俺を助けようとしてくれたか

(いや、俺じゃないかもしれないが・・・最近は、、)

 

その時のことを、、

俺にも話した

 

「おい!、〇〇(やっぱり俺だった)が

火事の向こうにいただでな、心配したけど

無事かっただかなあ??

 

心配してるだよ

・・・

あれ?、、、

ここにいるっつうこたあ

・・・

無事だわなあ」

 

「夢見たな」

 

「そうじゃねえ

夢じゃあねえだよ

・・・」

 

別に珍しい会話じゃねえけど

寝ボケ・・

いつも寝ボケてるようなもんだし

 

「考えただけど、、

ここを出て、お前と〇〇子の仕事を

手伝いてえだよ、、

畑仕事なら、、働き者だぞ~

・・・

ところで、

私の牛は元気かや~~

クロは」

 

「黒いだか?牛は、、」

 

「まっくろ!

・・・

ところで、、おかあさんは、、

元気かえ~?」

 

永遠と続き、、

そのうちに帰宅願望が強く出てくる

 

半年前まで

自分の部屋へ二人の友人が来て

話を楽しんでいたのだが、

 

その時は、、帰ると

「最近は話がなんか合わねえ」

などと、

、、

自分でもチンプンカンプンなことを

言ってるので

友人達も

困っていたんだろう

 

その後、俺に母の友人から電話は来たが

「会いたい」

の言葉は出てこなかったな

 

かなり、俺はガッカリした

 

 

「あいてえよ~

〇〇ちゃんと〇〇ちゃんに

また、話がしてえよ~

 

こんなとこで、

わけのわからねえ事言ってる

〇〇アの中に居て、

おかしくなるぞ~

・・・

まあ、

ひとりやふたりは

気の合う〇バ〇もいる・・・

あ、、ばあちゃんもいるけどな、、

・・・

・・・

おい、

私は家に帰れねえだかえ~~??」

 

最後につらい言葉が出た、、

 

俺は、、

時間をかけて

ゆっくり、考えながら

頼む!・・仕事だと思って・・

を混ぜながら

なんとか、母を落ち着かせて

 

面会を終わった

 

40分くらいの予定が

1時間以上、かかった

 

暗い気持ちで

家に帰ると

 

「遅い!!

何かあった?」

 

と、

不機嫌な妻が待っていたよ

 

後の予定が詰まっていただけに

 

不機嫌はわかるが、、

 

 

 

 

 

 

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だったら、一緒に面会に行ったらどうだ、、俺が何回お前の親の面会に行ったと思ってるんだ?」への2件のフィードバック

  1. rebi様
    お久しぶりでございます。
    要介護5に上り詰めたわが母は2ヶ月の入院後、老健で3ヶ月過ごしスムースに特養に入所しました。
    特養見学30ヵ所、申込提出15ヵ所、狂ったように探しまくった私の特養詣での日々は終わりました。
    しかし‥‥特養に入所して半月、母の認知症の進行具合は週単位でグイグイ進んでいます。私が質問すれば何とか頓珍漢な返答はしますが、自分で発語することはあまり無くなりました。好き嫌いが多く、昼食にきつねうどんを出しただけで丼を引っ繰り返して怒った母が、今は出された物を何でも素直に食べています。毎日眉間に皺を寄せて怒号していた母が、今はふにゃ~とした曖昧な笑顔で私を見ています。
    特養のスタッフは皆若く優しい人ばかりで、母は優しい雰囲気の中でぼんやりと着実に呆けて行っているようです。
    姉はあまりの進み具合に驚き、頻繁に面会しています。母と私のあの嵐のような数年間は何だったんでしょうか。母はあと何ヶ月かしたら私の事も忘れてしまうかもしれません。ひたすら母が成仏することを願っていた私は、生き仏のようになりつつある母を目の前にして困惑しています。
    母と面会することは以前のように苦痛ではなくなりました。「連れて帰れ」とすら言わなくなりましたから。しかし、やはり面会した後はどんよりとした脱力感があります。
    今の状態が良かったのか悪かったのか、そして今後どのようなことが起こるのか、母が私に与えている修業はどう展開するのか。
    rebi様、頑張ってくださいね。私はrebi様のことを介護の先生だと思っています。残された介護生活、共に歩ませてください。よろしくお願いします、

    • 福りん様、コメントありがとうございます。
      お母様、特養に入所されたんですね。
      特養の雰囲気がとても良い様子ですが、、
      確か丸一年ほどのうちに要介護が1~5に急激に上がられたんですよね。
      「あの嵐の数年間」そして「現在の脱力感」、、
      ほんとうに、今後のことはわかりませんが、大変な時期を過ごされてきた福りんさんに、
      少しでも笑顔になっていただけるような介護ブログになればと思ってるのですが、、
      介護の先生なんてそんな、、、
      コメントいただいていつも教えていただいてギリギリのところで踏ん張っている私です(笑)
      こちらこそ、介護の辛さ、辛い気持ちを共有させていただきたく、よろしくお願いいたします。
      今後ともよろしくお願いいたします。

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