土色の顔の老婆


 

 

 

土曜日、、

先週日曜日以来の面会に

 

今回は俺だけだから

アッサリと帰ろう

 

と、、玄関の受付で

職員さんたちは、みんな

 

被り物

 

クリスマス会をやっているんだとか

 

皆で集まってるのに、

母の部屋まで連れ出す訳に行かず

 

母の席に後ろから近づき

声をかけた

 

振り向きざま

俺の顔を確認すると

 

「迎えにきてくれた?」

 

それ、やめてくれ

いつでも、

面会に来ると

第一声が、

「迎えにきてくれた?」

 

まだ、まだだな

仕方がない

 

「面会だよ」

 

それから、しばらく

耳打ちしながら

 

頼むわ~攻撃

を2,3分

 

なんかゲームみたいなのを

やっていたので、

邪魔もできないから

 

「それじゃあ、今日は行くから」

 

と、施設を出たが

 

母はついひと月少し前

ショートに週5泊

 

顔にベタベタ塗って

俺に文句を言われながら

シミを隠し

 

髪を気にして

衣類にも少し気を遣い

 

ショートに行った時

爺さんが居ると

「あ、いたいた」

などと、眼を輝かせていた

 

グループホームに行ってからの母は

 

顔になにもぬることがない

 

顔が、土色のように見える

 

何か、別人のような

気もする

 

あの、風邪、、咳、、熱、、

殆ど俺が眠れていなかった2週間以来

 

あれを境に

いろいろが変わったな

 

今はまだ

ガッカリの方が多い

 

今日は施設と

事務手続きで、、、

これから

 

少し、面会も

 

 

あ、、

要介護3

に上がった通知が来た

 

 

 

 

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土色の顔の老婆」への4件のフィードバック

  1. メリークリスマス~

    要介護3になられたんですね、うちの母もです。

    母も施設に入所してからお化粧もしなくなりました。
    みんなしていませんし、夜寝る前にお化粧落とすのも無理そうですしね。
    お洒落だった母が段々老婆になっていくのを見るのは、
    ちょっと悲しい気持ちになりますが、これも仕方の無い事なんですね。
    今後、もっと出来なくなってしまう事が多くなるのは確実で、
    覚悟はしているつもりですが、自分の目で見るとやっぱり辛いですね。

    お母様、まだまだ慣れるところまでは遠いようですね・・・・。
    母は面と向かって「帰りたい」とかいう事はなくなりましたが、
    七夕の時の短冊に「家に帰って、わんこ達と遊びたい」と書いてあり、
    思わず涙が出そうになりました。
    自分の姿、心に鬼が棲みついてしまったようにも思い凹みました。
    でも、やっぱり在宅介護は無理なので施設に入って貰ってますが・・・。
    介護者の心の中はやっぱり複雑ですね。

    • YUKARI様、コメントありがとうございます。
      YUKARIさんのお母様もそうだったんですね。
      つい一月半前は、「困ったもんだな~、、いいかげんにやめりゃいいのに、、」なんて思っていたのに、
      今は、そんな身嗜みのかけらも見せなくなった母を見るのが辛いです。
      面会も行く前は心が重いですが、、こういう気持ちも在宅の時とは少し違って、複雑です。
      結局、最後まで心が晴れることはないでしょうから、こんな気持ちと付き合っていくしかないですね。
      それでも、同じ気持ちを共有できるコメントをいただき、気持ちが少し楽になりました。
      今後とも、よろしくお願いいたします。

  2. お疲れ様です。面会に行かれるたびに迎えに来てくれた・・?と言われるのは辛いですね。でも、お母さまも徐々にホームでの生活に慣れていかれるのでしょうけれど・・・・・・早く、馴染んで頂けたら良いですね、女性の方が友達を作るのも馴染むのも早い気がしますが。我が父も、無事退院してそのままホームに入所して、早10日過ぎました。今はやはり気になり、一日置きに面会に行っています・・・・年末ということもあり、やることいっぱいなのですが、父の顔を見ると少しの時間でも自分が(´▽`) ホッとできる(笑)来年からはまた仕事復帰しないといけないので、さすがに行ける回数がぐっと少なくなりそう( ノД`)
    まあ、もう入所させたからには、お任せするしかないので、あまり心配し過ぎないように私もちょっと来年は自分の時間を大事にしていかないといけないなあと思っています。父も、大分慣れてきたのかな・・・・?というより、ほぼ、どこにいるか理解できていないようですが(;’∀’)ホームに入所されている方も、しっかりされている方、ウロウロ落ち着きなくされている方、明らかに・・・・と本当にさまざま。いろいろな方を拝見しているとちょっと前までの父を思い出したりします。
    さっき、今年のデイサービスの連絡帳を読み返していたら、父は二か所にお世話になったのですが、最初のところはもう毎日、帰宅願望強く、ウロウロ、落ち着きなく過ごされていて、帰る、帰ると靴を持ってきたり・・・・不穏状態の文字ばっかり。そうだ・・春頃が一番私もしんどいころだったなあと思い返してみたり。夜も寝ないと言い張ったり、下に降りては朝方まで、歩きまわったり、外に行こうとしたこともあり。やっぱり夜の不穏が一番応えたな・・。自分の睡眠がとれない日々が続くと、もう自分の心の余裕がなくなってしまって、声を荒げたり・・・・もう、施設に入れたいと何度思ったことか。でも、少しでも不穏がないと、まだまだ、頑張れると思いなおしたり。
    日々、父に合わし、父中心の生活、機嫌をみながら、顔色をみて、今日はどんな日になるんだろう、夜になるのが怖くて・・・・不安で仕方がなかった日々・・・今はそんな日があったのかと思うほど、すっかり、認知が進んで大人しくなってしまって、それはそれで悲しいけれど、そんな父に寄り添っていると、ただ、父を凄く愛しく感じることが不思議です。そんな大変な介護に明け暮れた一年がもうすぐ終わるんですね・・。
    レビさんにとってもきっと大変な一年だったでしょう、でも、このブログに出会い、共感できて、一人じゃないと思えて、笑顔にさせていただいて、元気もらって、どうにか私も頑張ってこられた気がします。レビさんには本当に感謝!
    ほぼ同じ時期に入所になってしまった親を持つ身としても、これからもよろしくお願い致します。
    お母さまが今の生活に慣れて、少しでも楽しいと思える日が早く来ることを祈っていますね。入所してしまっても、介護は終わりじゃなく、またいろいろなことが起こるかも?知れない。起こらないことを願うばかりですが(笑)
    来年も元気でお互いに頑張りましょう。
    ちょっとだけ早いですが、レビさん、どうぞ良いお年をお迎え下さいね。

    • ゆめぽん様、コメントありがとうございます。
      お父様もホームに入所され、まだしばらくは馴染めるのか気になりますよね。
      大変な在宅介護をされてきて、その間にいろいろな想像も出来ないような出来事や怒りや後悔、、疲れ、憔悴、、
      で、施設に入所すると、、また別の想いも感じてきますね。
      その想いとも折り合いをつけて、自分に言い聞かせ、頑張っていかなければ、、と、、思っています。
      この一年、ブログを始めてから、ゆめぽんさんにも早々からコメントをいただき更新の意欲を感じたことを思い出します。
      ペットシートとかも教えていただきましたね。助かりました。
      そして今回、同じ時期にお父様も入所されて、複雑な心中も共有できる同志がいることがとても心強いです。
      こちらこそ、今後ともよろしくお願いいたします。
      来年から、仕事復帰ですね。
      お互いに頑張りましょう。
      良いお年をお迎えください。

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