ご機嫌だった
簡単だよ、その場だけだもんね
その場が楽しければ、昨日の事なんか
忘れてるもんな
認知症はそういう意味じゃ
いいのか悪いのか
迎えに行って
すぐのソファーをみると
いたよ
真ん中に
俺の母親が、
お気に入りの自慢のスカーフを
給食のおばさんのように
頭に巻いて・・
両脇は
わりとしっかりした爺さんが二人でね
脇を固めてたよ
言ってみりゃ
横綱の土俵入り
太刀持ち、露払い、の爺二人をしたがえて、
酔っぱらった(ように見えた)うちのババアが
スカーフ頭に、まいて
・・・
ご機嫌だった
俺に挨拶させて
お爺さんに
「おい、帰っちゃうんか?
さみしいな~」
か、なんか言われて
迎えに来たのは嬉しそうだったが
「もう一晩、泊まりたかった」、と
おう、そりゃあ俺もそうして欲しかったよ
それにしても、
二日前の事は覚えていないらしい
帰りたくて、
職員さんに頼んで、俺に電話してきた事を
後で聞いたが、覚えていなかった
今は、また
「赤い花」を持ってショートに行きたいらしい
「お前、いつ花を買いに行く?
私も一緒にいくわ」
あんた連れて、買い物って
俺がどれだけ大変かわからんのか?
・・・
わからんわな
わかりゃ、苦労しねえさ
ケアマネさんが帰宅と同時に来て
母の様子をみていったが
・・・
残念ながら明日は
デイサービスです
どうも、最近はデイサービスはあまり行きたくないらしい
だけど、行ってもらうぞ
それにしても、
あの、スカーフ・・・
バンダナのようでもあったな
エレベーターの中で
鏡見て、、
自分でビックリしてた
写真撮っときゃ良かったよ
ひと寝したあとの、
ベッドに行く前のトイレ
案の定
俺が付いて行って、
注意したにもかかわらず、
降ろし際に
ボタボタ、、、やってくれた
ほとんどペットシートに助けられたが、
注意したが、、
黙って
ションボリして、寝た
とても、あの
横綱の姿ではなかった
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