プロフィール2


 

 

大きな鏡に映った顔は、

え?

俺?

と、思うような顔だった

 

俺には違いないが、、

眼が、こんなだったか?

 

はっきり言って

とても醜く、感じる

 

俺が女なら・・・

間違いなく、、、避ける

言い寄られでもしたら、

人を呼ばれるだろう・・・

(ジジイだし、もう性欲もないし、言い寄ることもあり得ないが・・)

 

たとえ男でも、、

「嫌な奴・・・」と、思われそうな

 

人の顔は、

こんなに変わるものなのか?

 

髪の毛は、

もともと薄い方だったが、

年相応からそれ以上に薄くなってしまい、

ロマンスグレーからは完全に別の世界に行ってしまった

 

眉間の深い2本の縦ジワは、

若いときからだった

 

苦悩に満ちた縦ジワだったが、

明るい自分には、

笑顔の中のスパイスのように、

隠し味と言える、シワに見えた

 

今の目の上にあると、

そのままの苦悩だ

いや、さらに、苦悩が倍増している

 

認知症の母を罵り、

嫌味で哀しませ、

泣かせ・・・

挙句の果て、

そんな自分を悔み・・・

 

徐々に顔つきが変わったんだろう

 

こんな顔、

表情を持った、

初老の男のところに

例え、何をしようが、

何を考えて、うまくやろうとしたとしても

良い結果など、

手に出来るはずがない

 

いつか母も死ぬ・・・

俺だって・・・

 

深い眉間のシワが

笑顔の中のスパイス

になるように、

そんな顔で、

母と過ごさねば・・・

 

一時でも、

そう、思わせてくれた、、

その

母の仕事道具で・・

 

一人になった母が、

生活のため

仕事に打ち込んだ、

 

そんな母の姿を

愚直で懸命な姿を

長年映しこんできた

大きな姿見だった

 

 

俺は、この後、

どんな顔になっていくんだろうな?

少し穏やかな顔に・・

戻れるんだろうか・・

確実に老人になってきてるけど、

穏やかな老人の顔に

なることはできるだろうか

 

・・・

とにかく、

 

「介護はつらいよ!」

 

笑顔で言えるように、

だな